第3章 いきなりの死亡フラグ
「ミア様、動かないでくださいませ、今日は殿下が来られるのですよ!?
いつも以上に美しく、かつあまり、気合いの入っていない、普段着の服装にしなくてはなりません!
これは、淑女のた・し・な・み、なのです」
「あ、暴れないから、痛くしないでー!?」
メアリーに取り押さえられながら、あの王子のことを考える
グリフィスト・レオポルト、乙女ゲームの攻略対象。
冷酷で、とてもクールな彼は優しさの欠片もなく言わば、独裁の王様、王子である。
そんな、彼にフローラはどれだけ優しさを教えていけるかというのが彼の攻略に必要不可欠なのだ
そして、またまた、ミアの登場である。
ミアはもともと、グリフィストの追いかけなのだが、それは王妃、いや大公という地位につきたいがためであった
ツンデレミアはフローラの夢を手助けしているとき、グリフィストに想いを寄せたフローラをみて、仲立ちするのだ
この時のミアの行動で人気投票ではツンデレ令嬢ありがとう、等のコメントで女性ランキングはヒロインに続く2位だったりする
さて、どうでもいい話も含めてしまったけれど本題に移る
ミアのおかげでグリフィストとフローラの仲違いイベントなど
色々切り抜け、2人はようやく良い雰囲気、親友以上恋人未満といった関係になる
そんな、2人の仲を壊そうとするのがリリスである。
先手として、まず、ミアを味方につけようとするリリスだが、ミアは従妹のフローラを裏切るということができず、逆にリリスと張り合おうとする
リリスは最後の手段として、゙私の味方をしないとミア、貴女を殺す〝という手紙を送った。
だが、ミアはそれを破いて棄てた。
フローラのカッコいい従姉としての道を選んだのだ
警察沙汰になると、フローラを不安にさせる。
まさに、この行動に、大勢のプレイヤーを魅了しツンデレ令(以下略)
それで本当にミアは死んでしまうのだ。
〝ダメな従姉でごめんなさい。私、最後くらいは素直に言うけど、貴女と殿下、お似合いよ〝
とフローラに向け言い残した
2人はミアの敵をとり、ハッピーエンドだ
私には迷惑な話だ