第10章 未知との・・・遭遇? ( 山口 忠 )
『山口君?もの凄く顔色悪いけど・・・大丈夫?』
隣にいる城戸さんが、オレを覗き見る。
「あ、あんまり大丈夫じゃ、ないかも」
どうしよう・・・
メチャクチャ怖くなって来た。
「ツ、ツッキー・・・今夜、一緒に寝てもいい?」
月「は?・・・僕、そっちの趣味ないんだケド」
いや、そういう意味じゃなくて!!
1人で寝るのが怖いんだってば!!
「ホント、お願い!」
月「ムリ」
「小学生でお泊まりした時、一緒に寝たじゃん!」
月「・・・僕いま高校生だから」
こうして合宿最終日の夜は・・・更けていった。
「ツッキーお願いだからぁ!!」
月「山口、うるさい」
「ごめん、ツッキー・・・」
~ END ~