第2章 #1~The trigger was a letter
「なに、これ…」
桜吹雪の箔押しがされている雅な装丁の便箋にとんでもない内容が書かれている。
本丸を?自宅に???実装?????
「ふひっ」
変な笑いが出た。
ひとしきりお腹を抱えて笑った後内容を読み返す。
「新手の詐欺?」
「でも振込先とかなーんにも載ってないな…」
「うーんこの」
イタズラにしては手が込んでるし逆を言えば雑だし。
こんなので引っかかる人いるのかな…
「友達のイタズラかなぁ」
面白いので手紙は取っておくことにしよう。
食事を再開した時にはスープがすっかり冷めてしまっていた。
食事を終え、そんな手紙を受け取ったこともすっかり忘れていた12時過ぎ。
お風呂から出てきたわたしはアイスクリームを片手にパソコンの前に座った。
「さぁ、遠征出してたから帰ってきてるだろう…」
カチッ
【ただいまメンテナンス中です】
画面がいつも見るメンテ画像に変わった。
「はぁ!?この時間に!?」
嘘でしょー、今日休みだから色々進めたかったのにィ!
青い鳥のSNSで障害情報出てるのかと思い充電していたスマホを手にタイムラインを探すもそんなアナウンスは一切無し、【刀剣乱舞 メンテ】でサーチしても全く引っかからない、出てくるのは過去の情報ばかり。
「えー、何で…?」
試しに同じような艦隊を組むゲームにもログインしてみる。
『か、ん、こ、れ♪』
なによ、普通にログイン出来るじゃない…
となるとますます不可解だ。
うーん、と頭を抱えてふと視線を手元に落とすと先程の手紙を広げる。
「まさか、これが…!?」