• テキストサイズ

色々彼氏 。【短編集】

第64章 【浮気相手】×【最低な恋。】


ドアノブが動いて、ドアが開く。

「……ただいまー、」

「おかえり、ありがとね、」
「あー、お疲れ。ありがと」

バレないようにと普通に接する。

普通に接するのはやっぱり難しくて。
どこかでボロが出ないように必死になっている。

「うん、疲れた〜〜!」

そう言って親友が座った席は、
さっきまで私が座っていた席で。

バレてしまわないかとソワソワしてしまう。

「じゃあ、久しぶりってことで……乾杯だね!」

そう。私たちは、久しぶりの再会……のはずだった。

高校を卒業してから、私は親友とも蒼依とも
連絡は取り合っていたけど会っては居なかった。

でも4ヶ月前、偶然蒼依と
仕事で再会してしまった。

繋がりを持ってしまったのも、
親友と付き合ってることを知ったのもその日だった。

それから私達は、頻繁に会って秘密を重ねた。
/ 265ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp