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Luce e Concerto di neve【復活】

第6章 Incubo


よって相方が一人欲しい訳だ。まぁそういう場だから勿論未成年は駄目。後は奇抜な人も駄目。レヴィとかルッスとか。ちゃんと礼儀正しく紳士に一般人に溶け込める人がいい。
という旨をザンザスさんに伝える。



「礼儀正しく紳士に…」

「王子出来るよー!」

「ベルちゃんは駄目よ」

「はあ?何で?」



大体そう言うパーティに参加するには招待状や身分証明が必要だけど、そこはどうとでもなる。



「そもそも未成年だし、パーティなんだから舞姫ちゃんドレスアップするんでしょ?」

『まぁ一応は』

「だったら身長的にも不釣り合いだわ」

「はぁん?」

「だって舞姫ちゃんと身長あまり変わらないじゃない」



まぁ女性をエスコートするに当たって多少身長差ある方が見栄えは良いよね。となると消去法にして残るのは。



「ボスかスクアーロか俺か」

一同「レヴィは無し」

「なぬっ!?」

「なぬっ!?じゃねーよ。むっつりエロ親父じゃ舞姫に釣り合わねぇって」



と言う事で確定する。



『ザンザスさんはまだ治療中だからスク、相方お願いね』

「な゙っ!?」

「下手したらカッ消す」

「ゔぉお゙い!俺だけ!?」





※※※





「ちぇっ」



なーんでスクアーロが舞姫の相方な訳?絶対王子の方が適任だと思うのに。と思いながら自室に戻る途中に暗い廊下に差し込む光が見えて足を止める。



「あの部屋は確か…」



新しく出来た舞姫の部屋。随分とオカマが精を出してデザインしてたけどどんな部屋なんだろうか、と気になって微かな隙間から覗いてみた………のが間違いだった。



「!?!?!?」



-ガタッ-



『誰?』



衝撃的なモノが目に入って尻餅を付いてしまう。それに気付いた舞姫が扉まで歩いて来る足音が聞こえる。ちょっとタンマ。今出て来られたら…



『あら?ベル君じゃない。どうしたの?』

「おっ…王子何も見てないもん!!」



-バタバタ-



「どうしたんだい?舞姫」

『ちょっとね』

「それよりも舞姫、いくら風呂上がりだとしてもちゃんと服着ないと風邪引くよ」

『はいはい』




















→To Be Continued.
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