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Luce e Concerto di neve【復活】

第5章 Nascondiglio


『あ、違う、スクに言ってるんじゃなくてミレイユおばあさん』

「!?」

『………何?』



目を見開いて驚いた表情をして勢い良く此方を向く。



「今…名前…」

『名前?ミレイユおばあさん?』

「違う」

『あぁ、スクって?だって気ぃ使うなって言ったじゃん』



キョトンとしたままの顔の頬に少しだけ色味が付く。



『馴れ馴れし過ぎた?スクアーロの方が良い?』

「………いや、それでいい」



とそっぽを向かれた。





※※※





-同刻、日本…

『ふぁ~あ…疲れたー』



ここ数日の学校は酷く静かで平和。と言うのも先日、隣町の黒曜中と並中が喧嘩をしたと何やらで騒がしい連中が大人しく入院してるから。入院する程の怪我って一体どんな喧嘩をしたのだろうか。全く持ってやんちゃな人達だ。



-ガラッ-



一同「!」

『やっほ。皆ちゃんと大人しくしてる?』

「雪姫先輩!」

「テメェ何し来やがった!」

『用事ついでにお見舞い』



と買ってきた花を花瓶に生ける。



「用事?」

『今日委員会の会議だったんだけど雲雀も入院してて参加してないから言伝』

「そう言えば雪姫さんって保健委員長だったすね」



怪我は痛々しくて酷いみたいだけど沢田も獄寺も山本も相変わらずで元気そう。雲雀も雲雀で相変わらずだった。



「ちゃおっス雪姫。見舞いサンキュな」

『こんにちわリボーン君』



こちらも相変わらず神出鬼没な赤ちゃん。最初は吃驚したけど、もう慣れてしまった。そして赤ちゃんなのにとても流暢に喋るものである。



『身体に障っちゃ悪いし今日はこの辺で。またお見舞い来るよ』

「あ、有難う御座いました!」





※※※





雪姫が居なくなった病室で四人は顔を見合わせる。



「フゥ太のあのランキング…本当かな?」

「絶対何かの間違いですって!あんな女が………」

「並中喧嘩の強さランキングが雲雀と同じ一位…」

「でも先輩には何も無くて良かったよ」

「………」

「リボーン?」

「…何でもねぇ」




















→To Be Continued.
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