第22章 歴史は繋がれていく~新しい生命と日常~
信長「さて、弥一、娘千姫はどこへいった。」
弥一「さて、どこへ行ったのでしょうね…」
秀吉「とぼけるな。隠しているのならただではすませないぞ。」
光秀「娘はあそこには住んでいないのか。」
弥一「ええ、まぁ婿をとり自立しましたから・・・」
弥一は表情一つ変えずに、飄々と答え続ける。
家康「毒はどこから手に入れた。」
弥一「まぁ、それがある意味家業のようなものでしたから、その調合位専門に行う薬師がいてもおかしくはないでしょう。」
家康「その薬師はどこに。」
弥一「さぁ、娘が大層気に入っていた者は今も専属でいるかもしれませんねー。」
三成「神月家の今までの悪行調べがついています。あそこが裏社会の隠家だと言うことも。」
政宗「しかし、何でその隠家を売り払い京へ行ったんだ?」
弥一「あなた方が裏社会の人間を片っ端から潰しにかかったからですよ。」
信長「何?」
弥一「あそこの塒として使っていた者が捕まり、私1人では広すぎて使い勝手が悪くなったので隠居したまで。」
ただそれだけだと話しをして、それから一切話さなくなり、弥一は牢へ入れられた。娘の居所は以前掴めないまま、吐かせようとしたが、次の日牢の中で弥一は毒を飲み自ら自害した。
その話は千姫の元まで伝わり、娘千姫は怒りを顕にした。
「許さない。あの女のせいで・・・」
「怒りに任せてはダメだよ。千姫?」
「旦那様・・・。」
「怒りに任せて突っ走ってもボロが出る。よく良く作戦でも練ってからやろうじゃないか。」
「そうね。それが良いかもしれないわ。」
「さっ、可愛い妻を愛でさせておくれ。」
「もう・・・旦那様ったら・・・。」
千姫は恐ろしい計画をこの後考えたのであった。・・・