第20章 夏の思い出~浴衣姿の二人の秘め事~※R18
寝ぼけながら自分の名前を呼ばれ、母となっても変わらずにいる歌恋に一瞬ドキッとしたのは秘密だったー
それからしばらく走らせ、目的地に着いた。
信長は歌恋の肩を揺らし目的地に着いたと話した。
「んっ・・・、あれ?私寝ちゃったんですか?」
寝ぼけ眼で信長に聞いてみた。
「そうだ。こっちへ来い。降ろしてやる。」
「わぁっ!?」
信長は歌恋を抱き抱えひょいっと降りた。
馬から降りるとそこには・・・・・・・・・・・・
「わぁー
凄い・・・
綺麗・・・」
そこには一面白い花が咲き乱れ、朝露に葉が濡れて鮮やかな緑色と、真っ白な花のコントラストが見事に合わさり言葉を失う程に美しい光景が広がっていた。
「確かに、綺麗だな…。」
さすがの信長もその美しさに見とれる程だった。