第17章 いつまでも愛しています~永遠に続く愛~
〈歌恋視点〉
安土城に戻ったその日、久しぶりに信長様に愛された私。
信長様をこの身体で感じたい…、戦国時代へと戻ってきたという実感が欲しい…。
信長様に愛されている実感、愛していると伝える為に・・・。
「歌恋・・・よくぞ戻って来てくれた・・・」
「はい、信長様…。」
久しぶりの二人きりの夜。
もう少ししたら産まれるであろう大きなお腹。
引き離された時には少し出始めた位だったのが、かなり目立つようになり、時の流れを感じていた。
「俺は今すぐにでも歌恋 を抱きたい所だが…」
信長は身重の身体の歌恋の事を気にかけていた。
自分が求めることで身体に負担がかかるのではないか…と。
「はい、私もそう思っていましたから・・・。」
信長の胸の中に顔を埋めて囁くような声で言った。
「っ・・・お前と言うやつは…」
会えなかった間の様々な気持ちを伝え合うかのように、どちらからとも無く長い長い口付けが交わされた…
「んっ…、っ・・・」
時より歌恋から零れる吐息に信長は堪らなくなり、自身の物があっという間にいきり立ち始めた。
「んっ…、はぁ。」
長い口付けが交わされ、ようやく息継ぎが出来たと思ったら信長様の瞳は今までに無く熱く、どこか潤んでいるように見えた。