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【うたの☆プリンスさまっ♪】あなたの全てが好きだから

第4章 自分の想いと彼の願い


『桜! 昨日はライブ一緒に行ってくれてありがとう😊
帰りは一緒に飲めなくて残念だった😢
でも、桜の仕事が忙しいことは知ってるし
その中で、私とライブ行ってくれてることも知ってるよ!
また今度一緒にライブ行って飲みも行こうね🍺∩(´^ヮ^`)∩🍺
亜紀ちゃんと麗奈ちゃんも一緒にね!
カラオケも行こう🎤
2人とも、桜の歌が聴きたいって言ってたよ!』
 朝、目が覚めると美雪からLINEが来ていた。
(悪いことしたな……)
 ライブで東京に行って、依頼者と打ち合わせをすることになったのは何回かあった。美雪もそのことは理解してくれている。ただ……。
「私が元シャイニング事務所の専属作詞作曲家ってことは言えないんだよな……」
 私は深いため息をついた。ーーシャイニング事務所のファンである美雪にそんなことを言ったら……どうなるかなんてわかっている。とてもじゃないけど言えない。
「仕事とは言え、簡単に会えるしね……」
 スマホの連絡先の中にはQUARTET NIGHTである4人のメールアドレスと龍也さんと林檎さんの電話番号とメールアドレスがいまだに残っている。事務所を辞める時に消そうとしていたら、藍くんに止められた。
ー残しといてよ。また、サクラには会いたいし……それに……。
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