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【うたの☆プリンスさまっ♪】あなたの全てが好きだから
第3章 思いがけないメール
龍也さんは腕を組んだ。
「あれは本心か?」
「……」
ーわかってるくせに。この人は……。
「……本心じゃないですよ」
私はなるべく悲しそうな顔にならないように笑った。
「曲を作るのは無理でした……。でも、あのグループを見届けるのは私の役目だと思ったんです」
ぺこりと龍也さんに頭を下げた。
「それでは、私は行きますね。ありがとうございました」
私は1人、駅へと歩き出した。
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