【うたの☆プリンスさまっ♪】あなたの全てが好きだから
第3章 思いがけないメール
〜QUARTET NIGHT の控え室〜
その頃、ライブを終えたQUARTET NIGHTの4人は控え室に戻っていた。そこには、ライブを見に来ていたST☆RISHもいる。
「れいちゃん、本当にカッコよかったよ!」
「ほんと? ありがと、おとやん」
「ええ、確かに今日のライブは寿さんらしさが出ていてとても良かったと思います」
「いや〜、トッキーにそんなこと言われるなんて照れるな〜」
「全く、調子に乗らないでください」
「黒崎さんもとてもカッコよかったです」
「うん、ランちゃんらしい、とても情熱的でロックなパフォーマンスだったよ」
「2人ともサンキュな」
「あいちゃんはとっても可愛かったです〜」
「可愛い? ふーん……まあ、それも悪くないんじゃないかな」
「あはは……でも、藍のみんなに思いを伝えたいっていう気持ちは客席にいた俺らにもちゃんと伝わって来たぜ!」
「翔ちゃん、隣で泣いてましたもんね〜」
「うるせー!」
「カミュもスゴかったです。普段のカミュは見習えないけど、ワタシもライブの時はあんな風になりたい」
「ふん、まあ、せいぜい努力することだな」
マスターコースの先輩と後輩同士で話していると、控え室の扉をノックする音が聞こえた。