第4章 4.子離れの時期
キーンコーン…
「ん、じゃあね」
『うん。またね』
なんでだろうね。
なんか……娘を送るときの心境だよ
二宮「……あ、大野…さん」
「んあ?ん…二宮くんだぁ」
イヤホンを外しながらオイラに声をかける
噂の男前くん、二宮くん。
二宮「あれ、は?」
「あの子なら、もう中だよ?」
二宮「あ、そうっすか」
二宮くんってさ、オイラより元気ねぇよね
オイラが言うって相当だよ?
『あ!二宮くん、おはよう』
二宮「うざっ……朝からうるせぇのやめて」
なんかさ、遠くね?
急にが遠く感じる。
二宮くんと話してるを見ると
なんだかね、妬いちゃう。オイラ
「二宮くん」
二宮「ん、はい?」
「……手出したら、殺すかんね」
オイラの大事な娘なんだからさ?