rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第14章 rain of fondnessⅤ-5
「たっぷり焦らされたんだ・・・ん・・、たまらねえんだろ?オレのを咥えてるあいだもずっと興奮して・・そら・・・、乳首もこんな勃たせて・・ん・・・は・・」
「ひぁ、・・っ・・・ンン・・、あん・・ぁ、・・・め・・、ぃ・・っ」
「ん・・・ん・・」
「ナッシュ・・ぅ・・・ッ、や・・・ぁん!!ああ・・」
名無しの胸はその先を、つんと爪弾くようにして弄ぶ。
気持ちよさそうに、それでいてまだ恥じらう彼女を見下ろしながら、ナッシュは名無しの弱い部位に有無を言わさず舌を宛がった。
舐めた途端から艶ができ、そのあとに立つ鳥肌は、どれだけ愛撫に焦がれていたかをよく物語っている。
よがる腰に、足をはためかせてシーツをかさかさと擦らせる音は、ナッシュをそそり立てるだけでしかなく、
何度吐き出そうと息を吹き返し、名無しを求める彼の陽物とて、それは例外ではなかった。
「っ・・・、ん・・ぁ・・?!な、に・・・ひッ――」
「そら・・・突き出せ。・・もっとだ・・・」
「!・・・ッ・・――や・・」
「ん・・・っ、・・ン・・・」
ナッシュが名無しの身体のラインを五指でなぞり、淫猥に動く舌を全身へと這わせ続けた時間は決して短くなかった。
彼もまた見返りとは違う・・・自分がそうしてやりたいと感じたゆえの行いだ。
なめらかで吸い付くような、きめの細かい名無しの肌に滑らされる淫らな撫で。
ベッドのシーツが彼女の汗を吸い、じわじわと濡れゆくのも必然だった。
寝かされていても、名無しはナッシュに、自分が恥ずかしいと思う格好を何度もさせられては、その足を開いた。