rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第7章 rain of fondnessⅢ
「・・・抜くか?」
「!・・・や・・いや・・・っ・・抜かないで・・!!ん・・・」
「んん・・・、・・言ってみろよ・・・どうされてえのか。さっきまでオレを咥え込んでたこの口で・・」
「、・・・突いて・・下からいっぱい・・・激しい、の・・・――ッあ・・!」
自室のベッドとまるで同じ。
ベンチの四脚が、きゅっと悲鳴を上げている。
挿入ひとつで、力なくナッシュの上肢にもたれてしまっていた名無しは、頭上で聞こえた、彼の悪魔のような囁きに再び思わず顔を上げた。
見つめた先、目の前の瞳は企みを仄めかす。
陰険で、それでいて腹立たしいほど綺麗なそれと感じてしまったことが悔しかった。
この目に見つめられて、動けなくなって、虜になって・・・感じて絶頂に行きつくことを、ずっと味わっていたいと思ってしまったから。
煽られて疼く身体、きゅっと締まった膣が、ナッシュの肉を妖美に包む。
折角ひとつになれた矢先、解かれるなんて考えるだけでおかしくなりそうだった名無しは、自身の本音を勢いに任せ口にした。
すると、同時にナッシュの手は下半身に伸び、名無しのスカートの中は尻の頬を、ぎゅっと鷲掴んだ。
それは、望んだままの激しい圧が、彼女の身体を犯した瞬間だった。