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rain of fondness【黒バス/ナッシュ】

第28章 rain of fondnessⅩ-3



「ちゅ・・――、ん・・・」

「ッ・・も・・・ナッシュ・・、ね・・抜い・・・」

「!・・・ハンッ・・、おい・・・感じ始めてるじゃねえか・・・」

「・・感じてなんか・・・、んぁ・・ッ」

「当ててやろうか?・・・オレがさっき言ったことが原因だろう・・」

「っ・・、ちがう!・・・、っも・・・いじわる・・――ばか・・ナッシュなんて・・・」

「オレが、なんだって・・・ん?」

「!――ッ・・・」


尻の奥で指をグイと掻き回せば、その度に名無しはナッシュの耳たぶに甘く噛み付き、必死で刺激に耐えていた。
赤い唇が、湯を浴びてきらりと光る彼のピアスにもさらりと触れる。

名無しが少し舌を伸ばせば、耳の曲線をすっと舐めることも距離的には可能ではあったのだけれど、当然、今はそんなことを出来そうなゆとりもない。

ただこのとき、名無しはたとえ懇願をしている最中でも、自分もナッシュに何かをしたいという気持ちを抱いていないわけではなかった。

だからゆとりがなくても、余裕がなくても、ベッドで抱き合った時にしたことをふと思い出し、噛み締めながら震える唇を自ら抉じ開けてみせた。


「ッ・・・!ん・・、・・・ふっ・・・余裕だな、また挑発のつもりか?」

「ふ、・・・ぁ!――・・・ナッシュ・・・ん・・ハァ・・」

「・・ッ・・・ん・・、おい・・ッ、・・・ァ・・」

「・・ナッシュ・・・」

「ッ――・・・ハァ・・・、おまえがそこまでするなら・・・フフッ、仕方ねえから抜いてやるよ。ココはまた、別の機会に弄ってやる・・」

「!・・・あ・・、んぅ・・・」

「それで・・・?オレがなんだって・・?それだけ舌伸ばせてんなら楽に言えるだろう・・」



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