rain of fondness【黒バス/ナッシュ】
第21章 rain of fondnessⅦ-5
何も言い返せないまま数秒、名無しが唯一願ったのは、やはりただただ時間が経ってほしいということだけだった。
早く終わって欲しい・・・絶望から、この身を解き放って欲しい。
そう痛感した彼女の声を聞いているのは、今はナッシュ一人だけ。
この場に彼と二人きり、再びその図式が名無しに舞い降りると、連結の保たれていた陰部は自ずと締まり、膣壁がぎゅっと疼いた。
真っ白だった頭の中に、別の色がざわざわと混じる――。
『!・・・フッ・・・そんなに腰振って欲しいのかよ?』
『っ・・・欲しくない・・!私は・・・あ・・っ』
『好い面してイッてたぜ・・・?ただ・・・オレにはまだ物足りなさそうに見えるけどな』
『・・・ッ・・いや・・、ほんとに・・これ以上・・・抜い・・』
『言ったろ?・・タダじゃ置かねえってな』