第2章 初期刀 加州清光②※R18
「ぁ、やぁ……だ、め……」
「さっきより締め付けて……気持ち良すぎてもうダメかも」
ダメと言いながらも、花芽をぐりぐりと弄れば、蜜液がジワリと溢れ、清光の雄芯に熱く絡みつく。
目の前で乱れていくひゅうがに、清光は律動を早めていった。
「あっあぁ、また……ぁあっ」
下腹部の圧迫感と痛みはまだ残っていると言うのに、再び襲ってきた甘い刺激に、ひゅうがは手を伸ばし、清光にしがみつく。
それでも、清光の律動は止まることなく一層激しく責め立てる。
お互いの乱れた吐息と、ぐちゅぐちゅと厭らしい音が部屋に響いていた。
「ひゅうが……俺、……くっ」
激しくなる律動の中、清光が小さく唸る。
清光の雄芯は、熱く白い蜜を放ち、ひゅうがの花弁のなかを満たした。
「……ん、……清光」
涙目で加州を見つめるひゅうがに、清光は優しく口付けた。
「ちょっと脅かすつもりが、俺が止まらなくなっちゃった」
清光がひゅうがを強く抱き締める。
「けど、何度も思ってた。ひゅうがと、こういうことしたいって……」
「清光……私、あのっ」
清光は何かを言おうとするひゅうがの口に人差し指を立てた。
「ひゅうが……最後に、もう一度だけ清光って呼んで」
「…………清光」
明日になれば、もう二人きりではなくなる。
ひゅうがが清光に何を言おうとしたのかはわからない。
何故今夜、清光の部屋に来たのかも。
だが、清光にはそれを聞く勇気がなかった。
「明日は、あの刀を顕現させるんでしょ?だから、もう寝よ……」
「…………」
しばらくお互いに見つめ合ったあと、ひゅうがは清光の部屋から出て行った。
明日がずっと来なければいいのに。
そう思いながら、清光はひゅうがの背中を見送った。
→次章に続く