第2章 しゃぼん玉
鏡の中を見つめていると、俺の下半身が、既に勃起しているのが見えた。
いつの間に……?
そう思って居ると、背後からハルの手が伸びて俺の勃起している下半身に触れた。
「んっ……」
「夏希の……おっきいね、それに、凄く熱いよ……」
泡で滑りの良くなっている掌で扱かれ、何とも言えない快感に震える。
「ハルっ……やめっ……はっっ……」
「ちゃんと、息して? 吸ったら吐く……ゆっくりだよ?」
「すっ、はっぁっ……ふぁっ……」
自分のモノとは思えないような声が漏れる。
抑えようとしても、ハルの与えてくる快感に抗うことが出来ない。
「これもマッサージだから、夏希のためだよ?」
「やっ、だ……ハル……やめっ……ふぁぁっ!」
ただ扱かれてるだけなのに、今までに感じた事の無いような快感が押し寄せる。
「ハ、ルッ……もっ、無理っ……出るっ!!」
そして、俺は無惨に男の手によって盛大に爆発させられた。
「夏希、凄くいっぱい出たね?」
「はっ、はっ……はぁ……」
力尽きた俺は、そのまま椅子に座り込んだ。