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秘密の同居人
第2章 しゃぼん玉
「ふっ……は、はぁ……」
「息は止めちゃだめ、ちゃんと吸ったら吐くんだよ?」
「ふぅっ……は、ぁ……」
風呂場のせいか、この状況のせいか、俺の頭はぼーっとしていた。
「夏希のカオ、凄くヤラシイ……」
目の前にある鏡に、俺の全身と肩越しに覗くハルの姿が写っている。
なんだよ、俺……なんでそんな顔してんだ……?
苦悶に歪んだ顔だが、どこか気持ちよさそう。
ハルは……男……だぞ……?
「夏希……もっと気持ちよくしてあげるね?」
ハルのそんな声が聞こえたような気がした。
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