第8章 環境変化
湊Side
病院帰り。
もう暗くなり街頭が町ではついている。
眼科の帰り、時間があり欲しかったカラコンもかえた。
これでやってみたかったことの準備はすべて終わった。
俺は気分よく、自宅へ帰宅する。
晩御飯前だからか、リビングには誰もいなかった。
俺は自室に移動する。
部屋に入り、電気をつけようとするといつも電気がついているはずの七華の部屋に電気がついていないことに気づいた。
友達と放課後出かけたのだろうか。
けれどあいつは交際費が無駄だとあまり出かけることはない。
少し不思議に思いながらも、俺は自分のネクタイに手をかけ、着替えようとしていた。
ネクタイを外すした時、突然コンコンと扉をノックされた。
「どーぞ。」
俺はそういって着替えていた手を止める。
扉が開くと雛がいた。
「なんだお前かよ。用事はなんだ。」
俺はそうあいつに言うとあいつは
「あのさ、七華ちゃんへの嫌がらせ湊からやめるよう言えないの?」と言う。
こいつ、知ってたのかよ。
俺は「俺から言ってとまるのか。止まるかわからないのに言うだけ言ってこれ以上状態悪化したらどうする。そうなるくらいなら守るしかないだろ。」とあいつの目を見て言った。
するとあいつは俺よりも真剣な目をしていた。
「なら、行き帰り、一日中七華ちゃんにつきっきりで守ればいいんじゃないの?けどそんなことできないよね?」
俺はあいつの立場で何も考えたことがなかった。
けどあいつから見れば俺は試合放棄しているように見えるのかもしれない。
事実、今日は俺は早引きしているし、用事はあったとはいえどあいつから見たら不本意に見えるのだろう。
俺は何の言葉も返せずいた。
雛は俺に
「多分、七華ちゃん学校だよ。心配なら、守りたいなら見に行ったら?」
そういって部屋を出て行った。