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ネットで仲良くしていた腐男子は幼なじみでした。

第8章 環境変化


やがてお昼がやってくる。



湊は先ほど帰ってしまったため今日の昼ご飯は一人だった。




そのため教室で食べる。




今日は母が寝坊してしまったため、購買にうっているパンにした。




この学校には購買と学食があるが、学食だと定食等になるため予算は上がる。



私としたことが昼ご飯の予算を母からもらい忘れていた。



そのため、お小遣節約ということもありパンで我慢だ。




とか言いながら本当は学食のなぜか年がら年中ある冷し中華が食べたかった。




うちの学校の冷し中華はおいしいと評判だ。



けれど私はいつも弁当なので食べる機会がなかった。



それに、弁当だと母が作ってくれるため余計なお金を使わなくて済む。





けれどそれを思い出したのは、パンを買ったあとであー、失敗したかなって思った。




そう考えながら私はパンを食べ終えゴミをポケットに入れた。




昼ご飯を食べる相手がいないってこんなに寂しかったんだなーと思う。




私は次の授業までならーとふて寝をしようとした。



すると教室の出入口から「江城さーん、白野って子が呼んでるよー!」ときこえてきた。




白野?



湊のことじゃないよね?



それにうちのクラスならそんな言い方はしないはずだ。




不思議に思いながらも教室の出入口の方へと足を向けた。





近づいていくとそこには雛斗くんがいた。





あ、そっか。雛斗くんって湊とお父さん方のいとこだから苗字一緒なんだ。





自分の中で勝手に自己簡潔する。





私は「どうしたの?わざわざ教室まで来て。」と雛斗くんを不思議そうに見た。





あの騒動のあとメモをもらってから一切接触がなかったのに突然どうしたのだろうか。




そう思っていた。




「ここじゃ話せないから場所移していい?」




雛斗くんは神妙そうな顔をして私に言う。




こくりと頷くと雛斗くんは歩きはじめる。





そして私はそれについて行った。
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