• テキストサイズ

ネットで仲良くしていた腐男子は幼なじみでした。

第1章 オフ会、しません?


くじを引いたあとの店頭前の公園。

少し空いたベンチに座っている。

湊と引いてすぐ合流した。

「タオル出ないんじゃないの、あれ入ってるのかな」

私はいう。


すると湊が「まだストラップと缶バとアクキーあるだろ。ランダムなら伊緒くん出るんじゃないのか。ワンチャンあるだろ。まだ、開けてないんだし?」そういう。

缶バとは缶バッチの略でアクキーはアクリルキーホルダーの略だ。

そしてそう、、私はタオルは他のキャラさえもでなかったのだ。


「ストラップ4にアクキー3に缶バ3だよー。五種だから出ないことはないだろうけどさー。」
見事にお目当てのものはでず、タオルのすぐ下くらいの賞にポーチがあったのだがそれさえも出ず、私のテンションはかなり落ちていた。


そしてグッズを開封。


そしてその開封はとてもいい結果だった。

「やった!やったよ!湊!伊緒くん缶バ、アクキー、ストラップ一つづつ来たよ!」

そう喜ぶと湊は「よかったな。他のは誰だった?」そして私はその結果を伝えた。


そう、湊の推しの想多くんのストラップが二つ、缶バが一つ、アクキーが一つというとてつもない湊特の引きをしたのだ。


そのことを伝えると湊は「それ買い取らせてくれないか、定価で。」そういった。けれどさっき湊は想多くんのアクキーは引いたはずだ。


なので私は「でもさっき想多くんのアクキー出てなかったっけ?二つになっちゃうよ?」そういうと湊は「俺をあなどるな、お前と一緒でアイプリは推しは無限回収だ。」そういった。


そのあと湊はさらに「それに今俺がその四つを定価で買い取ればお前はそれでもう四回引けるぞ。次こそは出せるんじゃね~のか?」そういう。


私は「本当にいいの?」

そういうと

「俺はもう想多くんのタオルは引いてる。目当ては引いてるから安心しろ。グッズ渡すのあとでいいから。ほら。そのまんまお釣り持ってこい。」そういって私に三千円を渡して肩をぽんっと叩いてくれた。


すこし見直した、そう思った瞬間だった。

そして私は再びアニメショップの建物へと入っていった。
/ 112ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp