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ネットで仲良くしていた腐男子は幼なじみでした。

第1章 オフ会、しません?


「なぁ」

湊が私に尋ねる。


私は「なに?」

というと


「今度からどう呼べばいいんだよ。今まで通り七華なのかロシェさんなのか。」


と湊がいう。


「それは私も思ってた。どっちがいいんだろ。」


私も疑問だったため、疑問に疑問で返した。


すると「けどさ、今頃お互いのこと顔みてあったときにハンドルネームで呼べるか?」

と聞くので

私は「無理」そう答えた。


湊は「だよな」と返す。


そうこうしているうちにアニメショップについた。



何人かの姫(アイプリファン)が店の前で列を作っている。


くじの上限回数は1会計10回で価格は600円。

また並び直せば追加購入可能なのだ。

この店舗では1ロットではなく、何ロットか入荷しているらしくそこまで焦る必要もないのだが、



上位賞のタオルは数が限られている。


なので引かれたらもうそこでノックアウトなのだ。



いつもならここまで焦らない。けれど今回は個数の少ない上位。

やるしかないのだ。


私は「ところでさ、湊。」

と湊に話しかけた。
すると「なんだよ」と返ってくる。


「何回引くの、くじ」
そう私がいうと
「もちろん上限まで。お前は?」

そう聞かれたので私も

「上限まで引いて出たものによっては追加かな。」

そういうと

「やっぱ、そうくるか。まぁお互いがんばろうぜ。ある程度は協力する。」

そういうので内心やっぱこいつ優しいところもあんじゃん、と思いながら

「せっかく一緒に引きに来たんだもんね、健闘を祈るよ、私も協力できそうなことは協力するから。」

お互いにそういい開店した店の中へと歩きはじめた。
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