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ネットで仲良くしていた腐男子は幼なじみでした。

第7章 変わった目線


湊と両想いになってから一週間が過ぎた。




私は思う。






私たちは付き合っているのだろうか。





確かに想いは伝えた。



両想いだったということもわかった。




けれど、形式上として付き合っているのだろうか。





確かに、今までより距離は近くなったし恋人らしくもなった。




けれど、付き合おうともいってもらってなければ付き合おうといったわけでもない。






けど一週間たって今更言いにくい。





かといって相談する相手もいない。




雛斗くんならこうゆう相談にのってくれそうだが、あのことがあってから一度謝りにいったきりあっていないし、こんなこと相談できない。




けれど、周りはそれなりには察している。




クラスメイトもすこしは気づいている人もいるだろう。




けれど、関係がどうなっているかはわからない。




そう思いを秘めながら今日は湊と放課後デートとやらをしている。





本当は湊が調べてきたおいしいアイスを食べてゆっくりショッピングの予定だった。



が、アイスを食べてショッピングした先にはどれだけ見ても用事がなかった。



かわいいお洋服や雑貨さん等が立ち並ぶショッピングビル。




そこに入ったものの、私も湊も買うものがなく30分で出てきてしまった。


ここで私たちは思い出す。



自分たちがオタクだったことを。


そしてまだ時間があるなといってたどり着いた先は、アニメショップなどが立ち並ぶところだった。





「あー、あったあった!これ。」



私はお目当てのPCの乙女ゲーを見つけ満足。




「......」



湊は無言でアイプリの想多くんのグッズをぽんぽんと買い物カゴに入れていっていた。




放課後湊には「このあと空いてるならデートしよう」とサラっと言われたがこれはデートと言えるのだろうか。




いや、これが私たちのデートの形なのかな。





いろんなことに対して疑問は貯まっていった。
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