第5章 三角関係から始まる関係の崩壊。
私たちは各場所のスタンプをすべて集め、特設カウンターにきていた。
そこで私たちはポストカードの交換列へと並んでいた。
回りはもうすっかり夕焼けのオレンジ色の空へと変わっていた。
あっという間に私たちの順番がきて
スタンプカードへの確認印をおしてもらい、ポストカードを受けとる。
そして私たちは特設カウンターから離れた。
もうそろそろ晩御飯の時間だ。
私は「ご飯、どうする?」そういうと「あそこにファミレスあるから、あそこでいいんじゃね?」と湊がいった。
雛斗くんはもう少しオシャレなところに行きたかったのか少し不満げだったが、私や、湊はもう軍資金のそこが見えていた。
のでガン無視して、ファミレスへと向かった。
店内は子供連れのお客さんでいっぱいでとても混雑していた。
そのため席に座るのは順番まちになっていた。
ましてや、そこにプラス、アイプリのスタンプラリーが期間限定で行われていたこともあり、かなり大規模のイベントのためそのお客さん達までもが集中してそのファミレスへと訪れていた。
ここは駅前だ。
確かにそのくらいの混雑、あってもおかしくはない。
私は「コンビニかどこかで適当に済ませる?」そういってみると、二人も疲れていたのかそれを承諾した。
なので私たちはすぐ近くにあるコンビニへと向かった。
コンビニに着くと私たちはそれぞれ、買い物かごを持ち個別で買い物を済ませる。
買い物を済ませると私たちは宿泊しているホテルへと向かった。
「飯、七華も一緒に食べるか?」そう気を効かせて湊は言ってくれたが私は少し疲れていた。
なんせ朝からほぼ歩きっぱなしだったからだ。
私は「疲れてるからいいや。今日はご飯済ませてすぐ寝るね。けど、ありがと。」と返した。
ホテルについて、廊下を歩く。
部屋は隣のためぎりぎりまで一緒だった。
部屋の前に着くと私は「それじゃ、また明日。」そういって部屋に入ろうとする。
すると背後から軽く抱きしめられた。
それは雛斗くんで「じゃあね、また明日。」そういって私から離れるとさっさと部屋に入っていく。
その姿を湊は悲しそうに見ていた。