第5章 日向の乱
澤「神山、悪いんだけど日向の隣に座ってやってくれないか?」
『わかりました。一応袋持っときますね』
窓際に座らせて隣にわたしが座る。
龍「じゃあオレ香の隣ー♬」
無事に着くといいけど…
そう思いながら日向を見た。
バスが出発して数分。
さっきよりも増して顔色が悪い。
『日向くん大丈夫?』
日「ら、らいじょうぶ…れす…」
龍「おい、香、日向!ポッキー…って日向お前、何その顔色?!」
日「えっ?あっ、ちょっと昨日眠れなくて…窓開けても…ーーーっ」
『ちょ、日向!こっち!!』
顔をこちらに向けて袋を出すとちゃんとそこに吐いた。