第5章 日向の乱
──放課後
青葉城西高校までバスで行くため、わたしと潔子先輩は早めに準備していた。
『潔子先輩!ドリンク・タオル・スコアノート…その他もろもろとりあえずバスに乗せました』
潔「ありがとう、助かる」
準備をしていると、部員がぞろぞろと集まる。
全員集合したか確認し、澤村先輩が声を出した。
澤「整列ーっ!!挨拶!!!」
全「お願いしァース!!」
武「はい!」
みんなの顔を見ていると、1人だけ様子がおかしい奴がいることに気がついた。
『日向くん…大丈夫?』
日「あ…香先輩…」
『顔真っ青だけど…薬は?飲んだ??』
力なくこくんと頷く。