第4章 秘密の特訓
ガサガサと袋を持ってさっきまでいた体育館へ向かう。
夕「あ。帰ってきた」
夕は入り口で座って待ってくれてたようだった。
『夕!!』
夕「差し入れ買ってきてくれたのか!わりーな、わざわざ。ありがとな!」
ニカッと笑い袋を持ってくれる。
『今みんな、休憩中?』
夕「おうよ!」
『じゃあ、そのアイスを…』
夕「まじで?!さーんきゅーー!」
『あ。あと夕にはコッチも』
袋の中身を覗き込むと、夕はキラキラした目でわたしを見た。
それを見てわたしは笑った。
休憩が終わったあと、軽いチーム試合をすることになり、わたしも誘われた。
『え、わたしマネージャーなだけで、体育くらいしか…』
そう言ったんだけど何だかんだ押し切られやることに。
同じチームには夕がいて、ちょっと安心した。