第4章 秘密の特訓
夕は練習の列に入らずタイミングを見ている。
『何してるんだろ…』
わたしは目で夕を追う。
ブロック練習が始まり、ブロックされた瞬間夕は動き出した。
スライディングしてボールを追いかける。
『これって…』
男1「すげーよな、西谷。」
『ブロックフォロー…』
男1「あいつ毎回ひたすらやってんだぜ。もうすぐ1ヶ月くらいになるかな」
開始して1回も地面に着かず上がってる。
『すごい…』
男1「マジすげーよ。あいつがチームにいるだけで、安心感はんぱねーだろうな。」
『…はい。彼は烏野の守護神ですから!あの、ちょっと外出てきます。すぐ戻るので…』
男1「わかった。気をつけてな」
夕の頑張ってる姿を見ててジッとしてられなくて、わたしはコンビニに向かう。