第3章 入部試合
次は澤村先輩のサーブ。
影山くんを見てみると目を閉じて静かに息を吐いていた。
影「……ーーー」
空気が変わる。
山「ナイッサー!」
ピーーッ
澤村先輩のサーブを龍が受け影山くんへ。
日向くんはブロックがない左側へ走り、跳ぶと同時に影山くんの手元からボールが消える。
ドッ バンッ
『ーーーっ…!?』
息をするのも忘れるくらいあっという間の出来事。
影「ーー!よしっ!」
日「!?!!?手に…っ手に当たったあああ!!!」
蛍「?“手に当たった”?大げさな…」
そう言う蛍の後ろには、顔を青くしてる澤村先輩の姿。