第1章 はじまり
『あ、龍!そろそろ時間!』
時計を見るとクラス分けの貼り出される時間だった。
龍「マジか!急いで片して行くべ!!」
ボールを片付けて、荷物を持って急いで昇降口へ。
『今年は誰と一緒かなー?』
龍「今年もオレじゃね?」
『…リカと一緒だったらいいなぁ』
龍「シカト?え、香さん?シカト?」
『聞いてる聞いてる。龍と一緒だったらいいなー(棒)』
龍「いや、もうちょっとだなー、心を込めてだなー…」
「あ!香!!おはよーー!」
噂をしてれば、わたしに気づいたリカが手を振って駆け寄ってきた。