第2章 最強の味方
山「どうしたの?ツッキー」
「いや、何でも」
あれから何となくまた会いたいとか、柄にもないこと思ってはいたけど…まさかあの先輩がバレー部のマネージャーだったとは。
山「それにしてもさ、ツッキー。神山先輩って可愛いよなぁー!」
「そうだね」
山「!(あのツッキーが肯定した!それに初めて自分から名前でって…おれも呼んでいいかな…ドキドキ)」
山「あのさ、け「なに」
山「!!ツッキーなっ何でもない!」
ジロッと山口に視線を送って、静かにさせた。
小さく息を吐き、前を見据える。
どんな人かは知らない。
でも、何となく気になる。
だから知りたい。
僕らしくはないけど。
とにかく、僕はにやけそうなのを抑えながら、走ってる足を早めた。