第14章 ネコ 対 ヒナガラス
違和感を感じてからそのままあれよこれよと、12対9。
決めたのは日向。
これで4点目。
日「っしゃー!」
ピーーーーッ
笛が鳴り、審判を見ると音駒のタイムアウト。
ぱたぱたとみんなが走ってくる。
わたしはタオルとドリンクを持っていく。
ちらっと音駒の方を見てみると、監督が話しているそぶりはあるけど、でもどうやら主は違うみたい…
じっと見ることは流石にできなかったから諦めた。
こちら側はみんなニコニコ笑ってる。
先制してるのが嬉しい模様。
みんなの様子から、体に違和感がないかとかチェックしながらタオルとドリンクを配る。
『よし、異常なし!』
口出し確認してベンチへ戻ろうとしたら、フと視界に考え込んでる人が入ってきた。