第14章 ネコ 対 ヒナガラス
試合前にゴタゴタ← はあったものの、難なく試合が始まる。
わたしは潔子先輩がノートに書き込む様子を試合とともに見ながら過ごしていた。
しょっぱなから、変人速攻が決まってわたしたちはニヤリとほくそ笑む。
5対2
烏野が先制。
なんとなく、音駒に違和感を覚える。
『烏養さん…』
烏「…ああ。」
『なんか気持ち悪いですね…』
烏「お前も気付いたか。」
武「?どうかしましたか?」
烏「様子を伺われてるっつーか…監視されてるっつーか…」
『そうですそれです!』
武「はぁ…そうですか?」