第2章 最強の味方
『龍、あんた身長は?』
龍「177」
『潔子先輩は身長いくつですか?』
潔「え?私は166だけど…」
『ありがとうございます。龍、残念だったね』
わたしがそう言うと、月島くんが何のことか気づいたようだった。
蛍「え、田中さん知らないんですか?理想の身長差って15センチかららしいですよ。」
龍「んなっ?!」
プスーッと月島くんが笑う。
おお、こいつなかなかいい根性してるなぁとか思いながら、同じように笑ってやった。
縁「今のは田中が悪い」
成「神山が怒るのは無理ないだろー」
木「はい、田中反省ー」
ぐうの音も出なくなった龍の姿を見て、わたしは隣のそばかすくんを見る。
『ごめんねー、先輩が邪魔しちゃって…次どうぞ!』