第13章 合宿 最終日
さっそく香ちゃんはマネージャーの仕事にかかる。
山本はポケーッとその姿を見てて、犬岡と芝山はソワソワしながら香ちゃんを見てる。
福永と海に関しては我関せず。
黒尾はちょっかい出してるし、研磨はチラチラ見ながらボールを触ってる。
「…あいつら、集中できっかな」
そんなことを呟きながら腕を組み唸ってると、何となく背筋がぞわぞわっとした。
「?!!」
振り返ってみると、それは烏野からで。
俺は一瞬息を飲み込む。
ギラギラとした目つき。
やばいと思って黒尾に声をかけようとしたら、黒尾は完全に気づいててやってる模様。
それに気づいた俺は頭を抱えた。