第13章 合宿 最終日
ふわっと笑う旭先輩。
断るなよって言ってるような感じがした。
『わかりました。じゃあ旭先輩は、ご飯冷ましてください!』
旭「りょーかい。扇ぐ?」
『扇ぎながら、こーやって…』
やって見せると、ぎこちない感じはするけど旭先輩は同じようにやり始める。
旭「こ、こうか?」
『そうですその調子!じゃあ、その1つが終わったらあともう1つの炊飯器からご飯を出して、同じように冷ましてください』
旭「オーケー」
『やけどだけ気をつけてくださいね』
旭先輩にご飯をやってもらっているその間に、わたしはおにぎりの具を作った。