• テキストサイズ

【ハイキュー!!】とどけ、この想い

第12章 合宿4日目




“渡さない”って言われたとき、思わず息を飲んだ。
キャプテンたち三年生は、僕よりも長い間 彼女と共に日々を過ごしている。
そんなのわかってる…わかってるけど、少し…負けてる気がしてるのは確かで。
……1年、いや、2年はやく生まれたかったそう思わずにはいられない。
僕は奥歯を噛み締めた。


『蛍?』


名前を呼ばれハッと顔を上げる。

「香…さん…」

『遅いなーって思ってたの』

小走りで近寄ってくる姿を見て僕はキュッと心を掴まれた気がした。
/ 355ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp