第12章 合宿4日目
大「想像に任せるよ。ほら、月島。遅れると日向たちに全部飯食われるぞ」
それ以上何も聞くなと言わんばかりの背中。
余裕のある態度に若干の苛立ちはあったけど、深呼吸をしてその苛立ちを抑え、キャプテンに並んで歩き出す。
「まあ、キスでもしようもんなら僕止めましたけど、そうじゃなかったので別に気にしません。」
大「そうか。あ、そうだ月島」
「はい?」
大「神山は渡さないからな」
僕の目を見据えて言う。
「…ハッキリ言いましたね」
大「そうだな」
「じゃあ、僕先行きます」
キャプテンを置いて僕は歩く。