第11章 合宿3日目
『たくさんいますもんね。わたしは1人なのでのんびり!』
大「そういう時間大事だしな。ゆっくり入っといで」
ぽんと頭を撫でて、男湯へ入っていった。
それを見送ってわたしも女湯へ入る。
『長湯タイムだ!スマホもってこーっと』
1人のびのび過ごせるのはこのお風呂だけ。
体と頭を洗って湯船に浸かる。
いつもは男湯からはワイワイ声が聞こえるけど、今日は静か。
『あ、三年生だからか』
そんなことを思いながらスマホをいじって音楽を流す。
「おっじゃましまーす!」
そんな声がしてビックリしたけど、どうやら男湯から。
旭「うぉ?!西谷!びっくりしたー」
さっきまで静かだったのが一気に賑やかになる。
思わず笑った。