第9章 GW合宿スタート
『枝毛ないし、ツヤがあるし…いいなぁ』
「そ、そうか?あ。でも髪乾かすコツがあるぞ」
『え?!教えて…ってか、やってください!!』
ドライヤーを俺に渡す。
「まぁいいよ」
俺は緊張しながらもドライヤーを持ち、神山の髪を乾かしてやった。
『きもちー』
そう言って目を瞑る。
「人に乾かしてもらうってなんか優越感あるよな」
『ですよね!他人に髪触られるの嫌だって言う人いますけど、勿体無いですよね。こんな心地いいのに』
「だよなー!…よし、できた」
『わ!サラサラ!!ちゃんとブローまで!!こりゃ髪もキレイなままな訳だ。納得。』