第1章 はじまり
「「キャプテン!!!!」」
ビクーーーッ
静まっていた体育館にでっかい声が響き渡り、思わずビクついた。
龍「なっ何だ?!」
菅「誰だっ…て、香?!大丈夫か?」
『い、いちおう…なっなんとか…』
バクバクした心臓を押さえスガ先輩に、ヒクついた笑顔を見せる。
龍はそろそろと出入り口に移動し扉を開けると、そこにはあの2人。
龍「んだよお前らか!てか、ずっとそこに居たのかよ?!」
わたしは龍の後ろに行き、ヒョコッと覗き込む。
影「勝負させて下さい!」
日「おれ達対先輩達とで!!!」
それを聞いたスガ先輩は頭を抱え、龍は笑い出す。
…せーのっ
「「ちゃんと協力して戦えるって証明します!!!」」
龍「ぶはっ!ビバ単細胞!!!笑」
『え、今せーのって言いませんでした?』
菅「俺も聞こえた」
チラッと澤村先輩を見ると、静かに2人を見ていた。
龍「大地さん、オレこういうやつら嫌いじゃないっスよ!」