第9章 GW合宿スタート
澤「ちょっと聞いてくれ」
その一声でみんなが静かに座り、大地先輩を見る。
澤「ついさっき神山が寝泊まりする部屋でアクシデントがあった。精神的にもその部屋に泊まるのは無理だということで、ここに泊まることになった。」
みんながざわつく。
菅「大地、先生はなんて?」
澤「“これだけ人がいる中、手を出そうというものならとんでもなくおバカさんですよね”だってさ。あとコーチからは“確実、嫌われるからな”ってさ」
その言葉を聞いてさっきまで、ざわついてたのがシンと静まった。
菅「まぁ嫌われるどころか警察沙汰だね」
澤「そういうことだ。というわけで、決まったことだからよろしく!」
『よろしくお願いします』
ペコっと頭を下げる。
澤「あ、神山。お前風呂まだだろ?入ってきな」
『え?でも、布団とか…』
旭「大丈夫。俺たちで準備しとくよ」
ポンポンと肩を叩かれ、わたしはお言葉に甘えてお風呂に向かった。