第9章 GW合宿スタート
龍「ムカデも退治されたし、香 もう大丈夫だろ?」
そう言われわたしは固まる。
ムカデが出た部屋で寝たくないって言うのが本音。
ていうか、1人で寝れないかもしれないって思っているわたし。
何も言わないわたしを見て、大地先輩が“うーん”と腕を組む。
しばらく考えこんで、よしっと頷いた。
澤「神山、ちょっとこっちおいで。西谷、日向…荷物」
夕「オス」
日「あ、はい!」
大地先輩は荷物を受け取り持ってくれた。
龍「そういや日向、お前風呂!!」
日「あー!!!行ってきます!!!」
龍に言われ、日向は走って行く。
まだ緊張が残ってたみたいで、日向の様子を見てわたしは静かにホッと胸をなでおろした。
それに旭先輩が気付き、ポンと頭に手を置く。
旭「もう、大丈夫だからな」
旭先輩の優しい声が心に響く。
じわーっと安堵感に包まれた。