第9章 GW合宿スタート
「これでよし」
そう言ったのは旭先輩で。
『あ…旭先輩…!!』
旭先輩はどこからか持ってきた割り箸でムカデを掴み、袋に入れて口を縛ってわたしを見た。
旭「もう大丈夫だ」
『旭先輩っ!かっこいい!!!』
夕「マジかっこいいっス!旭さん!!!」
龍「走ってった時は逃げたかと思いました…!」
旭「え?そんなことしないよー。ムカデは熱湯かければ死ぬからさ。急いでお湯取りに行ったんだ」
澤「見直した。やるじゃないか、旭!」
大地先輩に言われて照れる旭先輩。
日向もわたしの荷物を持ったまま、キラキラした目で旭先輩を見てる。