第9章 GW合宿スタート
『そういや、蛍はわたしと同じ匂いがするね?』
蛍「え?なに?」
『蛍も末っ子でしょ』
蛍「…そうだけど」
『だと思ったー!末っ子同士仲良くやろうねー?』
蛍「はいはい」
蛍はフッと笑ってわたしの頭をポンと叩いた。
朝練は今日から始まる合宿の連絡が主で、そのあと軽く打ち合う程度で終わる。
その間、約1名ずっとソワソワしていて心配だったから、教室に向かう前に声をかけた。
『日向』
日「ふぁ?!はい!」
『合宿…楽しみなのわかるけど、今日は授業あるんだからね?勉強しっかりやらなきゃダメだからね!』
日「は、はい!頑張ります!」
気合十分なのはよくわかったけど、あれは集中できないやつだなあって思いながら日向を見送った。