第8章 にしの屋
ありがとうと受け取ってパッと同時に広げると
“潔子♡香”の字が…
思わず固まる。
潔「………なんで、名前なの」
夕龍「??」
『真ん中に“♡”…』
澤菅「!」
夕「だって…2人は烏野のアイドルですから!」
龍「それに一般に存在する言葉などでは言い表せません。表せるのは名前そのものだけだから」
潔子先輩はくるっと大地先輩とスガ先輩の方を見る。
潔「アンタ達自分のばっかマトモに作って」
『そうですよ!一昔前のペアTシャツみたいじゃないですか!』
澤菅「ちっちがうんだ!!!」
潔「ちがくない」