第7章 守護神とエース
翌日昼休み。
『あー、緊張する…!』
深呼吸して歩みを進める。
目指すは3-3…旭先輩がいるクラス。
2年生が歩いてるからかすごく見られてて、早くも後悔気味のわたし。
声かけられそうになる寸前でかわすという、あまり見せたことないテクニックを披露してるわたし。
内心すごくドキドキして心臓がでそうなわたし…
『あ、3組…!』
半ば駆け出しそうになりながらも落ち着かせて3組のドアの前に立った。
『あ、あの…』
近くにいた先輩に声をかける。
男1「え?可愛い!2年生??」
教室がざわつく。
どうしようかと思ったけど呼び出してもらわなきゃと思って顔を上げると
「あれ?神山?」
名前を呼ばれた。