第6章 威嚇祭り
審判の号令とともに第2セットが始まった。
日向の調子が戻り、変人速攻も難なく決まるようになりほっと息をつく。
その分まだまだ日向のミスは多いが、その点は目を瞑る。
確実に点を取っていく烏野に青城チームは焦りの色を感じた。
さて、マネージャー業をしようとわたしはバタバタ動き出す。
潔子先輩を見るとスコアノートを書いていた。
『潔子先輩、わたし今のうちにドリンク補充してきます!』
潔「え、いいの?」
『はい!潔子先輩はスコアノート書かないとですもん』
潔「ごめん、じゃあ任せていい?」
『もちろんです!行ってきますー!』
わたしは籠にドリンクボトルを詰めて体育館を出て近くの水道へ向かった。